カルチャーパークのテニスコート
秦野市カルチャーパークの維持管理を目的とする「秦野市カルチャーパーク基金」が４月１日から受付を始めている。クリーンヒット基金（野球場）、スマッシュ基金（テニスコート）など施設ごとに寄付先が区分されている点が特徴だ。
秦野市カルチャーパーク基金は、４月１日施行の市条例に定められた新設の基金制度。１９９４年設定の市スポーツ振興基金が、スポーツの普及振興と市民の健康増進を目的としているのとは異なり、カルチャーパーク基金は原則、対象施設の整備だけに使われる。
スポーツ施設では、先に挙げたもののほか、ベストレコード基金（陸上競技場）、スプラッシュ基金（プール）、アリーナ基金（総合体育館）がある。
ほかにステージ基金（文化会館）、ライブラリー基金（市立図書館）、プレイキッズ基金（中央こども公園）があり、カルチャーパーク全体を対象としたパークトータル基金も設定されている。
市では、基金を施設ごとに区分することで、市民が日頃から愛着を持っている施設への寄付を募り、施設の改修後の維持管理費用等に充てる狙いだ。現在はカルチャーパーク課での受付だが、９月には施設ごとに寄付受付箱も設置される予定だという。
４月15日には、初の寄付者として、秦野市野球連盟会長の小泉馨さんが１００万円をクリーンヒット基金に寄付した。これまで野球場の電光掲示板など設備の改修に関わってきた小泉さん。「子どもたちに利用してもらうためにも、行政に頼るだけでなく、自分たちが動く事も必要」と話した。
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