地域住民が協力してバケツリレー（昨年の様子）
９月１日は『防災の日』。この日にちなみ、毎年秦野市では直近の日曜日に総合防災訓練を行っている。今年は８月28日（日）に合同訓練会場となる上小学校をはじめ、全市的に防災訓練が実施される。
訓練当日は午前８時50分、防災行政無線で訓練の告知がされたあと、９時に緊急地震速報とサイレン吹鳴で開始。市ではこの時、各家庭で「『シェイクアウト訓練』を行ってほしい」と呼びかける。
シェイクアウト訓練とは姿勢を低くとり、頭を守り、動かないという安全確保行動訓練のこと。こうした姿勢を取ることで、身を守ることができるという。その後は家族の安否確認や火の元の確認などをし、一時避難場所（自治会館等）に集合。自治会ごとに防災訓練が行われる。
上地区で合同訓練
秦野市では毎年地区を巡回し、市職員や消防、関連団体が参加しての合同訓練会場を設けている。今年は上地区が対象となっており、上小学校を会場に様々な訓練が行われる予定だ。
時間は午前10時からで、救援物資搬送や自衛隊による人員輸送訓練、バケツリレー、消防団・自治防災会などによる救出救助訓練を実施。自衛隊による野外入浴支援訓練として上小学校西側に足湯も設置される。また、今年は初めてドローン（無人航空機）を使用した情報収集訓練も行われる予定だ。
そのほか、子どもたちにも楽しみながら防災に関する知識を身につけてもらおうと、親子スタンプラリーも開催。クイズやＡＥＤ、ロープワークなどの体験に参加すると、（株）不二家秦野工場提供のお菓子がプレゼントされる。防災課では「多くの方に参加していただき、いざという時に慌てないよう確認をしてほしい」と話している。
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