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秦野版 公開:2017年2月16日 エリアトップへ

広報はだの 県コンクール最優秀賞 「市民の力」写した1枚

政治

公開:2017年2月16日

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最優秀賞に輝いた「広報はだの」2016年11月15日号(1面/表紙)
最優秀賞に輝いた「広報はだの」2016年11月15日号(1面/表紙)

 2016年神奈川県広報コンクールの結果が2月6日に発表され、秦野市発行の「広報はだの」2016年11月15日号(1面/表紙)が、「広報写真(一枚写真)」部門で最優秀賞を受賞した。

 同コンクールは今回で62回目。県内市町村の広報活動の向上を図るため、毎年開催されている。

 受賞した「広報はだの」の表紙は、昭和初期の農家建築として保存される「緑水庵」(秦野市蓑毛)の幻想的な秋の夜を大胆に写したもの。和室から庭の紅葉に心奪われる瞬間を追体験できるような1枚に、審査員からは「美しさに打たれた」と称賛の声が上がり、満場一致で最優秀に選ばれたという。

 撮影やレイアウトを手掛けたのは、秦野市広報課の上村彰吾さん(31)=横浜市在住=。2014年度から同課で広報誌づくりに携わっている。

 広報写真は人物を入れることが多いが、「身近な場所にも京都や箱根に負けない素晴らしい景色があることを市民に再認識してもらいたい」と今回は敢えて風景写真に挑戦したという。

 撮影したのは2015年11月。縁側から見える紅葉、引き戸、畳のバランスを意識しながら、奥行きの伝わる構図にこだわった。撮影は4時間を超えた。

 「広報はだの」はこれまで縦長にレイアウトされてきたが、上村さんは「横長でないと伝わらない」と同誌発行以来、初めて横長のレイアウトにすることを提案。課内では物議を醸したが、佐藤伸一課長は「シティプロモーションには革新が必要」と快諾したという。

 緑水庵のライトアップは、地元の人々が地域の人口減少に歯止めをかけようと企画しているイベントの1つ。佐藤課長は「写真の裏にある市民の活動を理解した上で撮影したことに大きな意味があった」と語る。

 同号は市民からの反響も良く、緑水庵の管理に携わる人などが「うちに飾りたい」と広報課を訪れ、残部わずかな状態に。上村さんは「いい仕事できたなって思っています」と笑顔で話した。

 同誌は全国広報コンクールへ出品される予定だ。

自身が撮影、レイアウトした広報を見つめる上村さん
自身が撮影、レイアウトした広報を見つめる上村さん

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