新年度を迎え、市内のこども園・幼稚園、小学校、中学校で入学式が行われた。今年度の公立こども園・幼稚園の新入学園児数は前年から引き続き減少傾向に。対して、小・中学校の新入学児童・生徒数は横ばい傾向となった。
秦野市には現在、幼稚園機能と保育所機能が一体となった認定こども園（５園）と市立幼稚園（９園）が設置されている。今年度のこども園（幼稚園部分）と幼稚園の新入学園児数合計は１１２３人（前年１２１５人）。昨年に続き、減少傾向が続いている。
一方、公立小学校（13校）では新入学児童数合計は１３０９人。前年も同数で横ばいとなった。また、公立中学校（９校）の新入学生徒数合計は１３３２人（前年１３２８人）と今年度は僅かに増加した。
子育て施策の充実図る
秦野市の年少人口（０〜14歳）は１９８５年をピークに、年々減少を続けている。市は若者・子育て夫婦を対象に定住化促進住宅「ミライエ秦野」を開設。最長５年まで入居でき、その後、市内に住居を構えると入居月数×１万円が助成金として交付される仕組みで、４月11日現在、全57戸中48戸が成約済みだという。また同住宅の１階には市内７カ所目の子育て支援センター「ぽけっと21ミライエ」を設置。これまで同センターがなかった北地区等の住民のサポートもできるようになった。
このほか、市は小学６年生まで実施している小児医療費助成制度について、４月１日分から未就学児の所得制限を廃止。併せて、小学校以上の所得制限の限度額を緩和し、子育て支援施策の充実を図っている。
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