慢性的に渋滞の発生している「東海大学前駅入口」の交差点整備について、平塚市は、真田特定土地区画整理事業の組合施工から行政施工に事業手法を切り替え、今年度内の開通を目指している。一方、東海大学前駅周辺住民からは早期の開通を望む声が高まっている。
同交差点の整備をめぐっては、難航していた交差点角にある土地の換地が決まり、昨年12月から敷地内の建物の解体に着手。現在は更地にされているが、工事は未着手のまま。地元からは早期の着工を望む声が日増しに高まっている。
地元の東海大学駅前商店会協同組合(秦野市)の山口尚男理事長は「歩行者用の信号機がなく危険だといったクレームも聞かれるが、今年度中のいつ完了するのか具体的な日にちが分からない」とやきもきしている状況だ。
平塚市によると、今年度の当初予算に交差点の整備費を計上。組合施工よりも迅速に整備できるよう、市の施工へ切り替える手続きを進めている。関係機関との調整を済ませ、8月の業者発注、年度内の完成を目指しているという。市担当は「年度内のなるべく早くに完成させたい」と話すが、具体的な竣工時期の見通しは明確になっていない。
同交差点は、角の土地がせり出す形で見通しが悪い上、車道は直進と右折が1レーンで詰まりやすく、歩行者専用の信号がない。車の交通量や東海大生ら歩行者も多いため、特に登下校に重なる朝夕には恒常的に渋滞が発生している。
山口理事長は「平塚駅・東海大駅間のバス路線の拡充も要望しているが、交差点工事が終わらない限りどうにもならない」と早期開通を望んでいる。
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