秦野市立大根中学校吹奏楽部(高橋美奈子顧問・関根朋子顧問)が8月9日、よこすか芸術劇場で行われた「吹奏楽コンクール神奈川県大会」中学校の部B部門で金賞を獲得。県代表として、東関東大会へ出場することが決まった。
同部は3年生7人、2年生22人、1年生4人から成り、2年生が多いのが特徴。『全力疾奏』をスローガンに夏休みのほとんどを練習に充ててきた。岩下瑞樹部長(3年)は「明るく、意見が飛び交う部」と話す。
最初はなかなか部がまとまらずに苦労したが、外部顧問の伊藤圭太さんの指導のもと「上をめざす」という目標に向かって練習を重ね、7月28日の西湘吹奏楽コンクールで見事金賞を受賞。県大会への出場が決まった。演奏前は全員が緊張していたというが、伊藤さんの「楽しんだもん勝ち」という言葉に励まされ、集中して本番を終えたという。
「悔いのない演奏を」
コンクールで演奏したのは「喜歌劇『天国と地獄』序曲」。ソロも多く、ソロパートを受け持つ副部長の太田朱音さん(3年)は「すごいプレッシャー」と苦笑い。しかし、西湘大会後は、それぞれ反省用紙に自身の課題を挙げ、県大会までの短い期間を技術向上にあてた。そして迎えた8月9日の県大会。「西湘では会場がとても広く感じられたけど、今回は本番に慣れたのか、広い感じはしなかった。『私たちならできる!』と暗示をかけていました」と話す岩下さん。メンバーも今回は余裕をもって本番に臨むことができ「悔いはない」と思える演奏ができたという。
結果、金賞を獲得し、東関東への切符を手にした。「選ばれるとは思っていなかったので、大泣きしました。先輩たちや先生、保護者の応援でここまで来られた。選ばれなかった学校の分まで頑張りたい」と太田さん。岩下さんは「2年生の力も大きい。当日は思いきり楽しんで演奏したい。伴奏まで丁寧に演奏するので、聞いてもらえたら」と意気込みを語った。
東関東大会は9月16日(土)、茨城県で行われる。また東関東大会に先駆け、9月3日(日)には「東海大学前駅駅前商店街プロレス」の会場でオープニングアクトとして午後2時から演奏を披露する予定。
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