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秦野版 公開:2018年10月5日 エリアトップへ

JAはだの 新規就農者へ倉庫貸出 保管場所の提供で支援

社会

公開:2018年10月5日

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藁や資材、農業機械などの保管用倉庫
藁や資材、農業機械などの保管用倉庫

 JAはだのは秦野市内の新規就農者支援として、新たに「農の担い手みんなの倉庫」(秦野市菩提)の無料貸し出しを開始した。新規就農者が営農に専念できる環境を整備することで、生産拡大につなげたい考え。

 同倉庫は、JAはだのが以前、荒茶工場として使用していたものを再利用したもの。延べ床面積は340平方メートルで、1区画4平方メートル、全30区画が貸し出されている。倉庫の貸し出しは、はだの市民農業塾新規就農コースの卒業生からなる「はだの市民農業塾就農者連絡協議会」(廣瀬清彦会長)のメンバーに相談されたのがきっかけ。

 同協議会の鈴木富雄副会長によると、メンバーのほとんどがサラリーマン出身で、自宅に収穫したものを保存する場所や、農業機械などを置いておく場所がなかったという。鈴木副会長も玄関先や車庫などを利用しているほか、近所の人に場所を借りるなどしており、同協議会所有の落花生脱粒器等の機械もビニールハウスに保管していた。JAはだの常勤役員と青年部員との話し合いの中でも、新規就農者のサポート強化を望む声が多くあがっており、要望に応えるかたちで貸し出しが行われることになったという。

 利用しているのは、同協議会のメンバー11人。使用料は無料で、倉庫使用中に発生した電気料金などの費用のみ負担する仕組みとなっている。メンバーらは必要な分の区画を借り受け、収穫物や年に1度しか使わないような農業機械、被覆材などを保管している。また、袋詰めなど出荷準備の作業場として利用しているメンバーもいるという。今後、協議会で所有している機械などもこの倉庫に移す予定だ。

 鈴木副会長は「今はまだ運用して間もないので置いてある資材なども少ないが、今後、この倉庫があることで、新しい農業機械や資材を購入することもできるのでは」と期待を寄せていた。

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