西中学校はコミュニティ・スクールの一環として3月18日、同校の1・2年生を対象に、小田急電鉄株式会社の社員を招いて、「鉄道教室」を開催した。同校ではこうした取り組みは初めて。
西中学校は、秦野市のコミュニティ・スクールに指定されていて、これまでにもいろいろな形で地域と関わる取り組みを続けてきた。
今回は学校運営委員会のメンバーの1人が同社で「鉄道教室」を展開していることを知り、同社に掛け合った。同社では地域貢献活動の一環として、こうした取り組みを続けていて、同校からの依頼に応じ、実現した。
この日は同社のCSR・広報部から4人が講師として同校を訪問。1・2年生28人の生徒が聴講した。小田急グループは99社あり、様々な事業を手掛けていることなどを説明。「ファミリー鉄道展」やグループによる「親子体験イベント」などを通じて親しみを感じてもらうための事業を展開していることを解説した。小田急線の概要について、駅の数が70あることや一日の利用者が全駅でおよそ207万人いることなどを紹介。続いて同社の組織や、組織が担っている仕事の中身などを伝えた。
また、同社を象徴する「ロマンスカー」に対する想いやこだわりが伝わる映像などを放映、生徒らは熱心に見入っていた。
講師を務めた同社CSR・広報部の小峰修一さんは「こうした機会を通じて、小田急のファンを増やしていきたい。これをきっかけに将来当社に入社する若者が現れたらうれしい」と話した。
参加した生徒の1人は「講師の方たちの小田急線に対する愛情がすごく伝わってきた。鉄道の運行には、いろんな立場の人たちのチームワークが大切と知った。ホームでながらスマホをしないなど、マナーを守って電車を利用していきたい」と感想を話した。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>