神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2019年5月31日 エリアトップへ

5月1日生まれ小林心陽ちゃん すくすく成長 避難が縁、市内「令和」最初の赤ちゃんに

社会

公開:2019年5月31日

  • X
  • LINE
  • hatena

 5月1日深夜、「令和」最初の赤ちゃんが南矢名の須藤産科婦人科で誕生した。元気な産声を上げた小林心陽(こはる)ちゃんはいま、両親と姉、兄たちに囲まれてすくすくと成長している。市によると、改元当日に生まれた秦野市民の赤ちゃんは心陽ちゃん1人だった。

 父親の小林裕則さん(30)は「平成元年」1月10日生まれ。戸川で育ち、大卒の土木職として秦野市役所に入庁した現役の公務員。母親の亜海さん(27)は福島県の浜通り、いわき市出身で、東日本大震災で被災し、当時、就職した姉がいた秦野市の被災者支援住宅に身を寄せた。

 亜海さんは、市の紹介で臨時職員として下水道局で働き始め、その職場で裕則さんと知り合った。「実家は半壊しましたが家族に犠牲はありませんでした。原発が怖くすぐに避難してきました。あの時があったから今の家族がある。なんでも前向きになるものだな、と思った」と亜海さんは話す。

「明るい子に」

 「夫が平成元年の生まれだから4月に産まれれば、始まりと終わりで平成家族になると思った」という亜海さんは、平成最後の日となった4月30日のよる8時頃に陣痛が始まり、裕則さんと病院へ行った。およそ6時間後の5月1日、午前1時50分に心陽ちゃんを無事に出産した。当日は病院でただ1人の分娩だったという。

 「とにかく明るい子に育ってほしい」との願いを込め、亜海さんが「心陽(こはる)」と名付けた。

右から心陽ちゃん、亜海さん、心海ちゃん、碧(あおい)くん、裕則さん、琉生(るい)くん
右から心陽ちゃん、亜海さん、心海ちゃん、碧(あおい)くん、裕則さん、琉生(るい)くん

秦野版のトップニュース最新6

各種地図をまとめて閲覧

秦野市

各種地図をまとめて閲覧

デジタル化の一環

5月3日

カーネーション出荷ピーク

カーネーション出荷ピーク

市内農家で摘み取り進む

5月3日

「秦野ジビエ」新しいロゴに

「秦野ジビエ」新しいロゴに

東海大生がデザイン考案

4月26日

弘法の里湯周辺も会場に

鶴巻温泉春まつり

弘法の里湯周辺も会場に

飲食ブースなど充実

4月26日

文部科学大臣表彰を受賞

秦野市立末広小学校

文部科学大臣表彰を受賞

読書活動の推進を評価

4月19日

移動販売車で買い物支援

セブン-イレブン

移動販売車で買い物支援

市内の高齢者施設などへ

4月19日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook