スタンレー電気(株)(本社/東京都目黒区)は、秦野製作所(曽屋400)向かいの同社敷地に、実車による検証実験などを行う施設「ライトトンネル棟」の建設に着手した。完成は、2020年6月を予定している。
スタンレー電気(株)は自動車や2輪の照明、電子機器製品を扱う企業。1920年に創業した自動車電球、特殊電球の製造販売を行う北野商会を前身とし、1933年にスタンレー電気(株)を設立した。1960年に開設された秦野製作所は、ライト部品の製造、組み立て、検査等のほか営業部門も置くなど全国にある拠点の中でも大きな規模を誇る。
来年完成予定のライトトンネル棟は、全長220m、幅21mの平屋建てで、世界最長級の屋内試験施設となる。屋内には、4車線舗装道路が整備され雨や雪、荒天など全天候を再現する装置等が設備される。完成後は、前方に車両が走行している場合でも、ハイビームと同じような視界で走行することができる機能や悪天候での配光システム他の開発・検証が行われる。車での使われ方を前提としたランプ等の要件定義から実車での検証実験までを行い、エンドユーザーが安心して使えるランプシステムを提供することを目指し建設する。
「秦野製作所の近くに造ることで製品開発に繋げやすくなる。技術革新が進んでいる自動車業界におけるランプシステムメーカーとして、高い信頼性と高品質なシステム製品の提案を行い、引き続き継続的な受注確保を目指していきたい」と同社担当者は話している。
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