秦野市内在住・在学の高校生からなる「学生団体E4(イーフォー)」(小野莉愛(まりあ)代表)が初の主催イベント開催に向けて準備を進めている。企画・運営すべてをメンバーである高校生が担い、市内や近隣市の高校の文化部を招いてステージ発表を行う高校生交流イベントだ。
「学生団体E4」は、2018年に秦野青年会議所が主催した『秦野高校生議会2018』の参加者有志が中心となって今年2月に立ち上げた高校生団体。団体名の「E4」はEager、Enjoy、Effort、Effectで「熱心に、楽しんで、努力を怠らず、わたしたちの秦野に良い影響を与えられるように活動しよう」という想いを込めた。メンバーは基本的に市内在住・在学の高校生を対象に、同団体のツイッター(@hadanoE4)で募集。現在は高校3年生が6人、2年生が7人、1年生が2人の計15人で活動中だ。
同団体ではこれまで、秦野市からの要請を受けて丹沢まつりでインスタグラムの更新を行ったり、当日にまつり会場でボランティアの実施、神奈川県議会議員選挙では公開討論会のタイムキーパーなどの手伝いなどを行ってきた。しかし、3年生メンバーが受験シーズンを迎えるにあたり、「3年生の引退前に、大きなイベントを自分たちで企画しよう」と4月から検討してきたという。
市内外高校生の活動発表の場に
同団体の自主企画として何をするかと考えたとき、あがったのは秦野市の課題。「秦野では高校生の活動発表の場や部活を一度に見られる場所が少ない。高校生が活躍できるもの、それだけでなく名産品など秦野を紹介できるものにしたいと考えました」と代表の小野さんは話す。
そこで、特に発表機会が少ない文化部のステージ発表を主に、秦野市観光協会の協力を得て特産品紹介等も行うイベントを企画した。また、高校生間の交流につながるように、市内だけでなく近隣市の高校にも声をかけたという。
7月7日に行われた会議では、タイムスケジュールの確認や当日の役割分担などが話し合われた。開催に向けて着々と準備が進められている。
8月2日に文化会館で開催
同団体初の主催イベント名は『インハイ 箱の中にインしている秦野のハイスクールストゥーデンツよ、爆発しろ!』。8月2日(金)、午後4時から秦野市文化会館小ホールで行われる。入場無料。
「一般の方のほか、受験を控えた中学生への高校のアピールにつなげたい。ステージを見てもらい、高校受験のきっかけにもなれば」とメンバー。当日はダンスや合唱、軽音楽などのほか、展示なども予定している。小野さんは「企画書の作成から、各学校への交渉、ポスターづくりまで全て自分たちでやってきました。高校生がこんな団体を立ち上げて、活動しているんだというところを見てほしい」と話した。
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