第5回全国女子中学生硬式野球選手権大会が横須賀市で開催され、神奈川県から出場した「西湘Future(加藤みどり代表)」が3位に入賞。創部4年目で初のメダルを獲得した。
同大会は一般社団法人全日本女子野球連盟主催、全日本女子硬式野球クラブ連盟共催で開かれ、横須賀スタジアム、令和佐原球場の2会場で7月28日から31日まで熱戦が繰り広げられた。大会には埼玉、大阪、東京などから18チームが出場。西湘Futureは第2回大会から出場し、今回初の準決勝進出を果たした。
1回戦は3回コールド勝ち
全日本女子野球連盟に所属する同チームは1回戦で岩手県の「MKSI FRIENDS いわて(連盟所属)」と対戦。先発ピッチャーがリズムをつくり順調に得点を重ねていった。守備でも相手打線を1点に抑え、11対1と3回コールド勝ちとなり、1回戦をなんなく突破した。
2回戦も5回コールド
続く2回戦では埼玉県の「ハマンジJr.(連盟所属)」と対戦。ここでは先行されたもののすぐに取り返して逆転。その後は数多くのチャンスをつくったが、なかなか得点できず苦しい展開となった。それでも5回に5点を入れて8対1とし、5回コールド勝ち、終わってみれば完勝となった。
3回戦はタイブレーク勝利
ブロックの決勝となった3回戦は千葉県の「LSレディース(リトルシニア所属)」と激突した。初回から一進一退の攻防が続き5回までお互いがゼロ行進。6回、7回と相手に1点ずつ取られ、追う展開となったが、最終回の7回ウラに2点をもぎとった。タイブレークとなった8回は相手の攻撃をゼロに抑え、スクイズで1点を取り3対2でサヨナラ勝ちを収めた。
初の準決勝では力及ばず
ブロックでは力を遺憾なく発揮し、準決勝に駒を進めた同チーム。これまで未踏だった舞台では「ボーイズリーグ中日本女子(ボーイズリーグ所属)」と対戦。4人いる投手陣の中のエース、2番手が投げられる状態ではなかったことが響き、大会で優勝を飾った相手の攻撃を止められず8対15で無念の敗退となった。
チームのキャプテンを務める田上亜純さん(大根中学校3年)は「初めての表彰が嬉しい。チャンスの時にチーム一丸となって盛り上がれたのが良かった」と話した。
元気で明るいところがチームの特徴と話す加藤文彦監督は「今年は1年生が多く入ってくれたことで2、3年生にも良い刺激となり競争がレベルアップにつながった。投手陣の頑張りで初のメダルが取れた。選手たちに感謝しています」と大会を振り返った。
同チームは主に堀山下の島津製作所グラウンドで練習を行っている。入部希望も募っており、詳しくは同チームのHPへ。
同チームの選手は以下の通り(敬称略)。近藤由唯、山田ナミ、中川爽、佐野未来、木戸心和、石川珠梨、高野桃愛、鈴木梨心、小田嶋光、元木遥香、石阪柚菜、田上亜純、丹山惟央里、大川涼翔、葛野仁子、山本羽純、池本愛結、鈴木抄彩、清水香澄海、阿部凛希、志賀舞夏、水島来望、野々山暁香、三枝もか、山口茉莉香、水品彩夏
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