神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2020年4月3日 エリアトップへ

疲弊する市内経済 「コロナ感染症」に負けるな 商店会が独自に対策

経済

公開:2020年4月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
中野会長(右)から加盟店へ渡された支援金
中野会長(右)から加盟店へ渡された支援金

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、深刻な売り上げ減をもたらすなど市内経済に大きな影響を与えている。そんな中、市内の各商店会が加盟店のダメージを少しでも和らげようと独自の対策に乗り出している。

 市内の小売、飲食店などは特に影響が大きい。この時期、歓送迎会などのイベントで集客が見込めた飲食店の中には、売り上げが昨年同時期から7割減となったところもあるという。

1年分の会費相当額現金で給付

 そんな中、秦野駅前通り商店街(中野貴之会長・51店舗加盟)が、各加盟店の窮状を救おうと、全加盟店に1年分の会費に相当する現金3万円を給付することを臨時総会で決定。先月27日、28日の2日間で「商店街の活性化および支援金」の名目で各加盟店に支給した。

 同商店街の中野会長は「新型コロナウイルス感染症に負けず、これを契機に一致団結して乗り切っていきたい。コロナ対策や販促に使ってもらえれば」と話した。

2カ月分の会費免除を検討

 桜町商店会(柏木真一会長・19店舗加盟)でも新年度の栗原稔会長らとの話し合いの中で4月、5月の会費を免除する案が進んでいる。同商店会ではこれまでも会員が病院へ通った場合に補助をしたり、自己啓発のための研修参加費を補助したりしてきた。柏木会長は「少しでも会員の負担を減らし、危機を回避する役にたてば」と話す。同商店会では今月13日の会計監査・役員会で免除の期間などその実施も含めて話し合いを行う。

 各商店会のこうした危機に立ち向かう取り組みは、少しずつ広がりを見せ始めている。渋沢地区の商店会でも何らかの対策が必要と今、話し合いがもたれているという。

    (3月30日起稿)

秦野版のトップニュース最新6

各種地図をまとめて閲覧

秦野市

各種地図をまとめて閲覧

デジタル化の一環

5月3日

カーネーション出荷ピーク

カーネーション出荷ピーク

市内農家で摘み取り進む

5月3日

「秦野ジビエ」新しいロゴに

「秦野ジビエ」新しいロゴに

東海大生がデザイン考案

4月26日

弘法の里湯周辺も会場に

鶴巻温泉春まつり

弘法の里湯周辺も会場に

飲食ブースなど充実

4月26日

文部科学大臣表彰を受賞

秦野市立末広小学校

文部科学大臣表彰を受賞

読書活動の推進を評価

4月19日

移動販売車で買い物支援

セブン-イレブン

移動販売車で買い物支援

市内の高齢者施設などへ

4月19日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook