缶バッジを持つ磯辺さん
親子向け防災講座やコミュニティ食堂等を開催しているＮＰＯ法人子育ての輪Ｌｅｉが、登下校時の児童・生徒の見守りを行う「地域みまもりたい！」を実施している。日々の散歩や買い物等で出かけた際に、子どもたちが遊んでいる公園や通学路を通ったり、声をかけたりしている。
「地域みまもりたい！」は、市民活動団体と秦野市が協働で事業を行う「市民提案型事業」として同法人が２０１９年度に始めたもの。子どもたちだけでは危険だと感じる通学路もあり、大人が注意する必要があると感じたことから法人の活動内容に加えた。
登下校時の児童・生徒の見守り活動を行うことで犯罪や交通事故発生の抑止を図るとともに、地域コミュニティの醸成に寄与することを目的に活動。誰でも参加することができ、「いつどこで見守りをする」等の指定はなく、買い物や散歩等のついでに近所の子どもたちの様子を見たり、声をかけたりする。この活動の担当者・磯辺友里さんは「日頃から地域の方と顔見知りになっておくことで、防犯や地域の安全につながると考えています。見守りの強制はしないので、気軽に参加してもらえたら」と話している。
これまでは同法人が活動の中心としている渋沢地区で、渋沢小学校と市教育委員会と協働し活動してきた他、子どもの見守りをテーマにしたワークショップも開催。今後はさらに見守りの活動を市内全域に広め、安心安全についての情報共有の場を作ることも予定している。
また同法人では、参加者の目印となる缶バッジを作製し、無償で配布。この缶バッジを鞄や犬の散歩時のリードなどにつけて参加の意思表示をすることができる。「現在休校の影響で、一人で留守番をしている子どももいます。こんな時だからこそ地域で子どもたちを見守っていけたら」と磯辺さん。
同事業に関する問い合わせは子育ての輪Ｌｅｉ【携帯電話】０８０・２０４７・６６３３（留守電にメッセージを）、または【メール】kosodatenowa_lei@yahoo.co.jpへ。
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