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秦野版 公開:2020年9月18日 エリアトップへ

「学校クリーン隊」活躍中 コロナ感染防ぐ除菌作業

教育

公開:2020年9月18日

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水回りの除菌作業を行う菊地さん
水回りの除菌作業を行う菊地さん

 秦野市は市内の小中学校で教員の補助を行う「スクールサポートスタッフ」が活動している。スタッフには主に授業の補助を行う「学び応援隊」と、清掃や事務作業の補助を行う「学校クリーン隊」があり、地域の市民が学校の現場で活躍している。

 同制度は教職員の多忙化の解消や学校業務の改善策の一つとして2019年度にスタート。昨年度は教員OBらが授業のサポートを行う「学び応援隊」が活動してきた。

 今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、児童・生徒がトイレや水回りの清掃をすることを控えているため、教職員らがトイレなどの清掃に携わらなければならない状況となっている。

 そうした状況を改善するため今年度神奈川県は、各自治体に対しスクールサポートスタッフを雇用するための助成を新たに始めた。秦野市では前年度から開始したスクールサポートスタッフ「学び応援隊」に加え、今年度県費を活用した「学校クリーン隊」を設置し、参加者を市役所のホームページなどで募集した。

クリーン隊は水回りの除菌など手掛ける

 第1期の募集に応じて渋沢中学校「学校クリーン隊」のひとりに加わった菊地寿美さんは、子どもが同中学の卒業生。夫がPTA会長だったこともあり、自身も学校に通う機会が多く、知っている教諭が多くいたこともあり、応募した。

 菊地さんは、毎週4日間放課後を中心に4時間ほど活動し、水回りやトイレなどの除菌作業をはじめ、印刷作業の手伝いなどを手掛け、教諭らをサポートしている。同中学の柏木荘一校長も「この制度は学校として非常に助かっている。トイレの除菌などを行っていただけることはありがたい」と話す。

各校1人以上配置も地域にばらつきが課題

 秦野市教職員課では「少なくとも各学校1人はスクールサポートスタッフを配置し、全体では30人以上になっている一方、地域によってばらつきもある」と課題を話した。

 菊地さんは「地域に愛着を感じている。コロナ禍で子どもたちの生活にも制限があるなかで、生徒が学校でなるべく笑顔で快適に過ごせるようにお手伝いできたらうれしい。そういった意味でやりがいも感じているし、仕事は充実しています」と話す。

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