スライドを見ながら学ぶ5歳児クラスの園児
地域防災力の向上を目的に、市防災課が秦野市内の幼稚園とこども園、保育園を対象に、幼児防災教育を行っている。11月16日には東幼稚園（加藤美紀園長）で、園児と保護者を対象にそれぞれ開催された。
この試みは昨年度から実施。土砂災害警戒区域内にある北幼稚園で、保護者と園児を対象に講座と土のう積み体験を初めて行ったことを皮切りに、土砂災害警戒区域と洪水・河川氾濫区域にある計９施設で実施した。
今年度は警戒区域外を含む市内の幼稚園とこども園、保育園17園で各地区の状況に適した授業や資料配布を行っている。
東幼稚園では、保護者と４・５歳児を対象に開催。同園が急傾斜地を含む危険区域にあることから、土砂災害から身を守る方法を園児の年齢に合わせた内容でわかりやすく説明した。加藤園長は「園でも土砂災害訓練を行っているが、授業をしてもらうことで相乗効果に繋がる」と話した。
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