秦野駅北口に集まった商連メンバーら
秦野市商店会連合会（杉山和史会長・以下商連）は12月15日、加盟商店会の最寄り駅となる秦野駅、東海大学前駅、鶴巻温泉駅の３駅で歳末恒例の一斉防犯パトロールを行った。
これは商連が取り組んでいる「安心・安全な街づくり」の一環として実施している。２０１４年には市内商店街周辺に防犯カメラを設置しており、一斉防犯パトロールは２０１５年１月に初めて実施した。同年12月に２回目を行って以来、年末恒例事業となり、今年で６年目を迎えている。
今回は秦野駅で30人、東海大学前駅で５人、鶴巻温泉駅では４人が参加。防犯パトロール用に揃えた蛍光緑のブルゾンを着て、誘導灯を持ち、３駅周辺を回って防犯を呼び掛けた。
最も加盟商店会が多い秦野駅では、杉山会長の挨拶のあと、秦野駅北口から本町四ツ角交差点まで２つの班にわかれてパトロールを実施。その後、各商店会に戻って、周辺を巡回した。
犯罪の発生減少傾向に
秦野警察署が公表している統計によると、２０２０年の管内犯罪発生状況（11月末現在）は４３６件で前年比マイナス１６７件と減少傾向にあることがわかる。なかでも窃盗犯が３２５件（前年比マイナス１１７件）と大幅に減少している。
窃盗犯の内訳をみると、自転車盗が最も減少し53件（前年比マイナス66件）、続いて空き巣が15件（前年比マイナス35件）となっている。これに対し、忍び込み20件（前年比プラス11件）、侵入盗その他29件（前年比プラス17件）、万引き66件（前年比プラス１）は増加した。
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