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秦野版 公開:2021年7月2日 エリアトップへ

末広小 ペッパーくんに防災学ぶ 「大雨被害」テーマに授業

教育

公開:2021年7月2日

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写真や映像で災害の恐ろしさを伝えるペッパーくん
写真や映像で災害の恐ろしさを伝えるペッパーくん

 末広小学校(吉田正也校長)で6月28日と29日、人型ロボット「ペッパーくん」による防災授業が行われた。子どもたちはペッパーくんから大雨災害について学び、防災意識と日頃の準備の大切さを実感していた。

 これはソフトバンクの社会貢献事業を活用した取り組み。市教育委員会がペッパーくんによる授業が可能であることを知り、数ある項目から教育の重要性が高まる「防災」をテーマに選んだ。

 今回は昨年度から防災教育研究校に指定されている末広小に、市教委が打診した。山が近いことによる土砂災害や、学校付近に川があるなど、大雨による災害の危険性が身近な地域であることから申し出を快諾した。

 「ペッパーくんで子ども達の興味・関心が高まることも期待した」と吉田校長。また、児童だけでなく教員に対する防災への意識付けも、狙いとしてあったという。

 28日には5年生に授業が行われ、開始時にペッパーくんが出席番号ルーレットで児童を指名しコニュニケーションを取るなど、場を和ませた。その後、大雨の予兆となる積乱雲や土石流、穏やかな川が突然増水する様など大雨による脅威を写真や映像で講義。雨が続くとどうなるか、災害に遭わないためにどうすればいいかなど考え、話し合う時間も設けられた。

 吉坂晴大(はるひろ)さん(3組)は「ペッパーくんの授業はとても楽しかった。積乱雲のサインは勉強になったし、防災グッズを揃えるなど今後に繋げたいです」と話した。鈴木希実(のぞみ)さん(同)も「ペッパーくんが授業を面白く進めてくれて楽しかった。大雨が降ったり空がおかしいなどサインを見逃さず逃げられるようにしたいです」と語った。

 今後は同じ中学校区である本町小でも、同様の授業を予定。市教育委員会では「全市への展開や、他のテーマでの授業も検討していきたい」と話している。
 

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