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秦野版 公開:2022年7月1日 エリアトップへ

自治会館に移動スーパー 高齢者の買い物を支援

コミュニティ社会

公開:2022年7月1日

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とくし丸の前に並ぶ利用者ら
とくし丸の前に並ぶ利用者ら

 山谷自治会館(秦野市曽屋6037の1)を拠点に、高齢者の集いを運営している「サロン6037」(宇佐美一生代表)は、地域の買い物支援策として「移動スーパーとくし丸」と契約。毎週木曜日に商品を乗せた車が同自治会館を訪問している。

 「サロン6037」は6年前に設立。毎週木曜日に山谷自治会館で、同地域を中心とした高齢者のためのサロンを開催。参加者は「さわやか体操」で体を動かしたり、時にはスマートフォンの使い方を学んだり、食事をとりながら楽しく過ごしている。

 しかし、この地域は近隣に生鮮食品や日常品が購入できるスーパーなどがなく、高齢者世帯にとって買い物が課題となっていた。こうした現状に対して何か解決策はないか思案していた宇佐美さんは、2020年に曽屋にオープンしたスーパーベルクの商品を車に積んで訪問してくれる「とくし丸」の存在を知った。早速この地域でとくし丸を運行している青柳勇人さんと交渉し、一度試験的に運行してみたところ好評を得て、6月16日から本格的にサービスが開始された。

 6月23日に行われた3回目の移動販売には地域の高齢者ら30人ほどが詰めかけ、販売者の周りは瞬く間に人垣ができるなど盛況に。販売車にはスーパーベルクで販売されている肉や野菜、魚などの生鮮から調味料、トイレットペーパーなどの日常品まで800アイテムの商品が積まれているという。

 商品を買い求めた高齢者の一人は「買い物に行くにはバスを利用している。重いものを買いたい時には、息子に自動車に乗せて行ってもらったり買ってきてもらっていた。自分で歩いてここに来て好きなものを選んで買うことができるので、便利でとても助かる」と感想を話した。

 また、とくし丸の周囲では,買い物に訪れた高齢者同士が足を止めて話し込む姿なども見られた。宇佐美さんは「自分たちでできることは工夫しながら努力して、いろいろなことに取り組んできた。課題やこれからやりたいこともあるが地域の高齢者のために活動を続けたい」と話した。

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