表丹沢野外活動センターの研修棟
秦野市は７月21日、表丹沢野外活動センター（菩提２０４６の５）ついて、諸戸コーポレーション（株）（三重県・中野敦之代表取締役）が代表企業となるＭＧＭグループを指定管理者候補者に選定したことを公表した。
秦野市は同センターの管理・運営業務について、民間の活力を活用することでサービスの向上と経費の削減を図り、効果的かつ効率的に運営するため、２０２３年度からの指定管理者制度への移行を予定している。
今年３月に指定管理者の公募を行った結果、９者から申請があり、事業計画書の内容について５月に書類審査、７月にプレゼンテーションによる２次審査を実施。「表丹沢魅力づくり構想における拠点施設としての役割を担い、利用者がより快適に過ごせるための運営上の工夫があるか」など４つの項目について評価を行い、ＭＧＭグループを指定管理者候補者に選定した。
指定管理者選定評価委員会の総括によると、同グループは施設の特性や秦野市が掲げる「表丹沢魅力づくり構想」を十分に踏まえた提案内容であり、「利用者を施設周辺の自然観察に誘うような自然な流れのある事業提案が印象的」と評価。「新しいことに挑戦していく姿勢も強く見受けられ、秦野に根付く共同体で、計画の内容も具体的で実現性があり、着実かつ積極的な運営管理が期待できる」とした。
同センターは２００７年に竣工。土地面積は約２万１７０５平方メートル、研修棟や活動棟、風呂棟、いろり棟などの施設のほか、広場やキャンプ場、森林遊び場などを備え、「表丹沢魅力づくり構想」の中では山岳・里山アクティビティの活動拠点に位置づけられている。
指定管理者については今後、秦野市議会に議案を上程し、議決を受けて指定が行われる予定。指定後に共同企業体と協定を締結し、指定管理者による管理・運営に移行する。指定期間は23年４月１日から28年３月31日。
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