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秦野版 公開:2022年9月16日 エリアトップへ

寺田寅彦新句碑を建立 震生湖駐車場そばに

文化

公開:2022年9月16日

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地元関係者や同会会員らが参加し除幕式を行った
地元関係者や同会会員らが参加し除幕式を行った

 「南はだの村七福神と鶴亀めぐりの会」(栗原正行会長)は、創立10周年の記念事業として震生湖駐車場の西側に、新たな「寺田寅彦句碑」を建立、9月7日に関係者らが集まり除幕式を行った。

 南はだの村七福神と鶴亀めぐりの会は2011年9月に設立。会員らは定期的に福みがき(清掃活動)などを行うほか御朱印マップを作成し、スタンプを集めた参加者に完歩賞などを贈る。10周年を機に震生湖に縁のある学者で随筆家、俳人の寺田寅彦の句碑を建立することとした。

 除幕式には、高橋昌和市長や、小菅基司市議会議長、神倉寛明県議らが出席。栗原会長は「震災の教訓を後世に伝えるためにも震生湖のシンボルとして大切にしていきたい」と話した。

 寺田寅彦は1923年の関東大震災で渋沢丘陵の一部が崩壊して生まれた震生湖の調査を1930年に行い、その結果「秦野に於ける山崩」と題した論文を発表。合わせて3つの俳句を残した。3つの句のうち「山さけて なしける池や 水すまし」は震生湖湖畔の句碑に、「穂芒や 地震にさけたる 山の腹」は本町小敷地内の句碑にそれぞれ刻まれている。

新たな句碑には3つ目の俳句「そば陸穂 丸う山越す 秋の風」と記されている。

 七福神と鶴亀めぐりは、かつての南秦野村の地域を中心とした、市内南地区の太岳院(福禄寿と亀)、白笹稲荷神社(寿老人)、浄圓寺(布袋尊)、出雲大社相模分祠(大黒天)、平沢御嶽神社(恵比寿)、西光寺(毘沙門天)、福寿弁財天(弁財天)、尾尻八幡神社(親鶴)、西大竹嶽神社(小鶴)の9寺社を巡る。

 震生湖は震災遺構として文化的価値があると2021年国登録記念物に登録。2023年に誕生から100年を迎える。

俳句が刻まれた新たな句碑
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