来店者で混雑する南矢名みやた公園のとくし丸
長年地域の生活を支えてきた、そうてつローゼン南が丘店が３月９日に閉店。南が丘地域ではこれに伴い高齢者などの買い物困難者が発生した。こうした状況を早期に改善しようと、移動スーパー「とくし丸」が３月28日（火）から、毎週火曜日に販売に訪れることになった。
場所は旧そうてつローゼン南が丘店正面入口前。販売時間は午後５時からおよそ30分程度。肉や魚など生鮮食品からトイレットペーパーなどの日用品までおよそ４００品目を販売する。「とくし丸」の商品はスーパー「ベルク」で販売されている商品を積み込んだもの。秦野市内でも各地域の買い物困難者などに商品を届けている。
同地域では２月１日、そうてつローゼン店頭に告知が貼られ、住民が閉店を知る事になった。その後、買い物困難者の発生を懸念した市高齢介護課が「とくし丸」出店に向けベルクやとくし丸を運行する事業者らと調整を開始。あわせて高橋昌和市長が県住宅供給公社理事長や相鉄ローゼン本社執行役員らと面会し、後継店舗の早期出店などを要請した。
２月20日には運行が決定し、３月１日にはとくし丸を高橋市長が視察している。市産業振興課では「少し空白期間が生じてしまうがスピード感を持って対応できた。たくさんの方に利用していただければ」と話した。
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