昨年、新日本を歩く道紀行100選シリーズの「歴史の道・100選」に選ばれた「多摩よこやまの道」。多摩市ではこのほど、この「よこやまの道」と、市の特長のひとつである歩車分離の遊歩道を歩いて市内を回ることができるウォーキングMAPの制作に動き出した。市の数少ない観光資源として、市内外にPRし観光振興に役立てていく意向で、今年度中の完成を目指すという。
万葉集の中で「多摩の横山」と歌われた多摩丘陵の尾根部に位置し、様々な古道も交差する「多摩よこやまの道」。丘の上広場(多摩東公園近く)から唐木田配水所(八王子市長池公園近く)までの約10Kmを結ぶ散策コースだ。
多摩市を一望できる展望広場等も整備されており、歴史ロマンを感じながら、その眺望と四季折々の季節を楽しむことができるコースとして人気を集めている。昨年、新日本を歩く道紀行100選シリーズの「歴史の道・100選」に選ばれ、近隣からもウォーキングに訪れる人が増えてきているという。
一方で、多摩市は「歩車分離」のまちづくりを行ってきた歴史があり、全長41Kmの遊歩道を有する全国でも珍しい特長を持つ。そこで今回、「よこやまの道」と、その市の特長でもある遊歩道で市内を回ることができるコースを併記したMAPを新たに制作し、市内外にPRしていくことを狙いとしている。
同時に、「よこやまの道」や遊歩道の途中にある桜の名所や公園、施設なども合わせて紹介する動画も製作し、市HPで配信する他、都内にある東京都観光情報センターや駅、空港などへMAPとともに設置、配信していく予定だ。また鶴牧西公園、一本杉公園、多摩中央公園、永山北公園、多摩東公園にも遊歩道の案内板も設けるという。
市経済観光課では「『よこやまの道』だけでなく、遊歩道も新しい観光資源としてPRしていきたい。子育てしやすい、安全な街ということも合わせてPRできる。今年度中には完成できるように進めていきたい」と話している。
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