多摩市はこのほど、2017年度9月補正予算案を発表した。一般会計では総額16億4753万円を計上。主な歳出予算として、保育士の処遇改善に関する経費が民生費、教育費に盛り込まれている他、総務費では今年度の重点施策のひとつである(仮称)多摩市シティセールス戦略策定に関する経費、衛生費で公衆トイレの洋式化に関する経費などが盛り込まれた。
今回の補正予算額は、一般会計は16億4753万円で、補正後は571億6853万円となる。
主な歳出予算では、保育士の処遇改善に関する経費が盛り込まれた。職員の平均勤続年数・経験・キャリアアップの取り組みに応じて給与に加算するため、民生費の子どものための保育給付費(保育園等)として1億4764万円、教育費のこどものための教育給付費(認定こども園等)として4140万円を計上。キャリアアップ事業補助金として4467万円が見込まれている。民生費では、その他にも(仮称)東落合小学校の学童クラブの新設工事費用として3880万円などが計上された。
また教育費では、学校事務を共同化するための調査検討業務の委託料として350万円、市内全小中学校がESD(持続可能な社会づくりに向けた教育)に取り組む中で、3校が都の指定を受け、その推進事業のために134万円が盛り込まれている。
総務費では、(仮称)多摩市シティセールス戦略策定に関する経費として247万円を計上。今年度から多摩市の魅力を内外に発信することを強化し、来街・居住促進をめざすため、東京都から若林和彦氏を多摩市シティセールス政策監として招聘するなどシティセールスに注力しており、今回の補正では調査やアドバイザー、プレスリリース配信業務の委託料が盛り込まれている。
また市役所本庁舎の給排水衛生設備等の改修工事に関する経費に1億420万円、法改正によるマイナンバーカード等の記載事項の充実に係るシステム改修軽費等に729万円が計上された。
衛生費では、多摩センター駅バスロータリー付近にある公衆トイレを洋式化するための経費として365万円が見込まれている。
この補正予算案は、現在開会中の多摩市議会9月定例会で審議される。
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