被災地の子どもに"教室"贈る 公明党神奈川県会議員 亀井たかつぐ
「段ボール教室」と名づけられた写真が、4月19日付朝日新聞朝刊に大きく掲載されました。地震で一部の教室の壁が崩れた宮城県仙台市太白区の市立西多賀小学校。体育館を段ボールで間仕切りして教室を作り5・6年生6クラス約200人の児童が、ここで授業を受けています。記事によると仮設校舎ができるまで半年程度、この状況が続くということでした。
これを読んだ横須賀市在住の会社経営者の方が、私に連絡をくださいました。
「うちの会社にある展示用パネルを使って、段ボール教室を、もっと教室らしく変えてあげられないだろうか」
詳しくお話を伺うと、幅1・2メートル、高さ2・4メートルのパネルを205枚、提供できるとのこと。これらのパネルは、いわゆるパーティションの機能を果たすもので段ボールと比べ、数々の利点があります。
第一に、防音効果が段ボールの比ではない。第二に、耐久性があるので補修の必要がない。第三に、じつは紙で出来ているため軽量で安全性が高い。このパネルを仙台の学校に運搬・設置し、子どもたちに落ち着いた環境で勉強してもらいたい、とおっしゃるのです。
この素晴らしい提案を1日も早く実現させたい! 私は、すぐに公明党の仙台市議を通し、仙台市教育委員会に働きかけました。いくつかの問題はありましたが、一つひとつ話し合い、すべてを解決。あの新聞記事から18日後の5月7日、”段ボール教室”の西多賀小学校体育館と仙台市若林区の蒲町中学校体育館(蒲町小学校の児童が利用)に、段ボールならぬ”パネル教室”が誕生しました。
9日に登校してきた児童や先生方からは、驚きと喜びの声が上がったそうです。 「ゴールデンウィーク中に作業を完了し、休み明けに登校してくる子どもたちをびっくりさせたい」という会社経営者の方の心が、子どもたちに通じたのだと思います。私もほんのちょっぴりではありますが、お手伝いをさせていただけたことに、心から感謝を申し上げたいと思います。
■かめい たかつぐ(45歳)/公明党神奈川県議会議員/現在2期目/ホームページ「亀井たかつぐ」検索)
亀井たかつぐ県会議員
|
<PR>
|
|
|
|
|
|