横須賀市 「小型家電回収します」 市内16カ所に専用BOX設置
横須賀市はきょう24日から、使用済みの携帯電話端末やデジタルカメラなどを回収して再資源化する「小型家電リサイクル」の事業を開始する。回収ボックスを市役所本庁舎や行政センターほか16カ所に設置し、市民に持ち込んでもらう。集めたものは専門の処理業者が引き取り、小型家電の中に眠る有用金属を取り出す。
有用金属の再資源化
小型電子機器などには鉄・アルミ・銅・貴金属・レアメタルといった有用金属が含まれているが、市では不燃ごみとして埋め立て処理するか、破砕処理後に金属チップ(鉄)をリサイクルするにとどまっていた。全国でも同様の処理状況があり、小型家電に含まれる有用金属が有効に活用されていないことが「都市鉱山」の言葉とともに社会問題となっていた。
これを受けて昨年4月に「小型家電リサイクル法」を施行。貴重な金属を埋め立てずに回収し、国内で資源化することが定められた。環境省が旗振り役となって、ボックスの設置費などを国が負担する実証事業を全国の自治体に公募。県内では横浜・川崎をはじめとする11市が導入を決め、すでに取り組みが始まっている。横須賀市では3月20日まで実証事業として行い、以降は市の事業として継続する方針だ。
回収は無料で専用BOXに投入する。対象品目は【1】携帯電話・PHS【2】スマートフォン【3】電話機【4】携帯ラジオ【5】デジタルカメラ【6】ビデオカメラ【7】ポータブルDVDプレーヤー【8】携帯音楽プレーヤー【9】ICレコーダー【10】テープレコーダー(デッキを除く)【11】補助記憶装置(ハードディスク、USBメモリ)【12】電子辞書【13】ゲーム機(据置型、携帯型)【14】ポータブルカーナビ【15】理容用機器(ドライヤー、電気かみそり、電動歯ブラシ)【16】【1】〜【15】の付属品(リモコン、ACアダプタ、充電器、電気コード)。パソコンは対象外となる。問合せは市資源循環部 資源循環総務課【電話】046・822・8419
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