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三浦版 公開:2014年10月10日 エリアトップへ

初声町の「工房G」を主宰、作品展を開催する 角野 竹博さん 横須賀市在住 65歳

公開:2014年10月10日

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やる気と意思を尊重

 ○…三浦市初声町和田に工房を構える。周囲は木々に囲まれ、鳥の鳴き声が響く。室内には湯呑や器、茶碗など陶芸作品が所狭しと並ぶ。どの作品も、色や風合いなど同じものはふたつとない。三浦の素材で造った「三浦焼き」にこだわる。三浦市内で採った土をはじめ、釉には木や鮪の骨、わかめ、ダイコンなども素材として使う。「土と釉の素朴な風合いが織りなす色や仕上がり感が三浦焼きの魅力」。作品は「窯から出す瞬間が一番楽しみ」と、にっこり。自然素材を使っているから、出来上がりは想定した色と変わることも。「これも三浦焼きの良いところ」。三浦に工房を構えて5年。「ここには、素材が豊富にあるよ」と周囲に目をやる。

 ○…年に1回、作品展を開催している。今年は10月20日(月)から27日(月)、横須賀市内にある横須賀三浦教育会館(横須賀市日の出町3の19の16)で開催する。時間は午前10時から午後6時。生徒は20人。小学6年から80歳近い高齢者まで。約400点近い作品が展示される。「世代間の違う生徒が織りなす作品表現の妙を楽しんでもらいたい」と話す。当日は東日本大震災で親を亡くした子ども達のために募金協力を行う。

 ○…元教師。南下浦中学校や初声中学校などで美術の教師として教壇にたってきた。南下浦中学校校長を最後に定年退職。「中学生は一番変化に富む時期。成長過程を見守ることができて教師味折に尽きる」。「多感な時期の中学生。色々あったけどね」と苦笑い。

 ○…工房の名称は「工房G」。この「G」、初声中教師時代、生徒から「カドジー」と呼ばれていたことから付けた。「気に入っていたから」と豪快に笑う。工房では、通う生徒が時間を決める。創作もテーマも生徒が決める。「生徒の意思を尊重する。これを造りたい、という思いが大切。与えられたものでは長続きしないからね」と優しい笑顔で答える。
 

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