神奈川県食生活改善推進団体「三栄会」の会長を務める 大武 美代子さん 南下浦町在住 60歳
食育でいつまでも健康に
○…「美味しく楽しく健康に、私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに市民と共に食育をすすめている。2014年度で50周年を迎えた。昨年は記念式典が開かれた。「初心を忘れずに活動していきたい」。会員や来賓者を前に宣言、改めて心に刻んだ。50人いる会員を束ねる。会長になって2年目。「多くの先輩の助けを借りて、会長という職を務めさせていただいている。先輩の知恵と経験は食の分野で大きな武器になる。皆、いつまでも美味しく食べられる体でいたいと思う。そんな思いを食の面からサポートしていきたい」
○…レシピ配布や地区衛生委員を対象にしたテーマ別の料理講習会、調理実習・栄養士講義、勉強会など活動は多岐に渡る。中でも、レシピ開発は同会にとって大きな役割のひとつ。味を落とさず、いかに塩分を抑えることができるかなど経験と知恵が生かされる。「包丁と鍋を持った会員が各々に意見を出し合いながら最終的にはまとまるさまはさすが。経験豊富な人たちばかりだから、様々な角度からの意見に頭が下がる思い」
○…入会は2010年。きっかけは検診の結果。「メタボという結果が出て」とぼそり。「市の担当者が改善のため、指導を熱心にしてくれたのが自分の体を見つめ直すきっかけになった」と振り返る。「あの時、指導がなければどんな体になっていたか」と笑う。
○…スポーツ好き。学生時代はバスケットボールに夢中だったという。「体を動かすのが好きだった」と話す。約8年前に横浜から三浦に引っ越してきた。自然に囲まれた地域に「居心地が良くて快適」。民謡を習い高齢者施設で披露するなどボランティア活動にも力を注ぐ。「三栄会の活動を通じて、何事にも積極的になったと思う。今出来ることを一生懸命やろうという気持ちになった」。同会は60年、70年を目指し新たな歩みを始めた。
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