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多摩版 公開:2022年2月17日 エリアトップへ

「産地再現」温もり送る 市内旅行会社が企画

経済

公開:2022年2月17日

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手づくりの看板を掲げる杉田代表
手づくりの看板を掲げる杉田代表

 「新鮮で甘い」「上手く採れた」――。イチゴ狩りの季節。よく実った糖度の高いイチゴをほおばり笑顔になる高齢者たち。どこの産地と思いきや場所は多摩地域にある老人ホーム。一ノ宮の旅行会社「ゆうゆうツーリスト」が出張イベントとして企画するイチゴ狩り農園の一コマだ。

 新型コロナの感染が広がって以来、思うように旅行へと出かけられなくなった老人ホームや福祉施設の利用者らに、旅行の雰囲気を「住居」にいながら味わってもらおうと企画された同社の出張イベントで、人気の「イチゴ狩りツアー」であれば農園と書かれた看板や添乗員などを用意し、産地直送のイチゴを提供。施設利用者を喜ばせている。「他にもサクランボやブドウ狩りなどのプランもあります。出張ものづくり体験や工場見学なども」と微笑む同社代表の杉田悠さん。2年前からこの出張企画をスタートさせたところ、多摩市以外の施設からも問い合わせがきているという。

 この企画が生まれたのは、とあるひと言。顧客である福祉施設のスタッフがコロナ禍のなか、「利用者さんたちになんとか旅行の雰囲気を味わってもらいたい」と漏らしていたことを同社スタッフが聞きつけ、「なら施設内でやればいいのでは」と実現に至ったという。

 一方で、産地の果物を使うことで観光客が減り困っている農家の支援という側面もあったと杉田さん。「この出張企画を通して、コロナ禍で感じる機会が少なくなった人のぬくもりもおくることができれば。皆さんを元気づけていきたいと思います」

 この企画については同社【電話】042・316・9143。

使用された産地のイチゴ
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