岩手県で東日本大震災の復興支援を続けている 宮崎 道名さん 伊勢原在住 41歳
分かち合いも大切
○…伊勢原に暮らしながら月に3回ほど岩手県の田老地区を訪れ、現地の知人たちと復興支援をしている。およそ5年間、岩手県紫波町で同町のまちづくり事業に携わっていたこともあり「自分にとって岩手は大切な場所」との想いで活動を続けている。自身が2009年に設立したコンサルティング会社と両立しながら「今後も被災地の方たちと時間を共有していきたいです」と前を向く。
○…昨年の3月11日を紫波町で迎えた。9町村が合併してできた同町が模索していたこれからのまちづくりについて、行政と協働で取り組むメンバーの1人だった。その日は事務作業に追われ震度6の揺れに書類は部屋中に飛び散った。「大変な事態だ」。翌日から遠野や釜石など自動車で行ける地域を巡回、被害状況を確認してまわった。「思い立ったら即行動するタイプ」と自己分析する。
○…26歳で結婚し、子宝にも恵まれ仕事も家庭も順調だった30歳の時、高校を中退した過去もあることから「一度離れた学業に再度向き合おう」と大学を受験、一家で新潟に移り住んだ。入学後は教育学を専攻しながら不登校児などを対象としたフリースクールを立ち上げ、中越地震後には災害ボランティアセンターを学内につくるなど行動力を発揮。「必要だと思ったら作る」が信条だ。また、NPOの活動にも関わり、市民参加型のまちづくりや人材育成にも携わった。こうして蓄積していったノウハウとネットワークが行政の目に留まり36歳の時に紫波町に向かった。
○…紫波町から伊勢原へ帰ってきたのは昨年9月。「絆を感じることも大切ですが、実際に向き合って分かち合うことも大切。被災地の悲しみや計り知れない苦労をこれからも分かち合っていきたい」―。家族の理解を得、再び被災地へと向かうと話していた。
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