8月4・5日にサギソウ&山野草展示会を開く伊勢原山草会の会長を務める 横山 睦子さん 沼目在住 75歳
草花と相思相愛
○…70歳代の女性を中心に12人の会員で構成される「伊勢原山草会」の会長として、8月4・5日に中央公民館で開かれるサギソウ&山野草展示会の準備に奔走する。この展示会も今年で15回目。今回は会員が手がけた約100作品が並ぶ。「サギソウ、キキョウなど、会員の皆さんが大事に世話をした山草が美しく涼しげに並びます。ぜひお越しください」と呼びかける。
○…新潟県上越市出身。幼いころから花の絵を描いたりするのが得意な女の子だった。そんな器用さもあって、高校卒業後は洋裁学校に進みその後、洋品店で仕立ての仕事に携わった。22歳で結婚し、上京。完成間近の東京タワーを背に子育てに励んだ。1974年、住宅購入を機に伊勢原へ。当時は市制に移行して間もない時代で、東海大学病院も建設中だった。「変わりゆく町並みで、伊勢原の美しい自然が印象的だった」となつかしむ。
○…山草会にはサークルの発足当時から参加。月1回の定例会では季節の草花を題材に、植物の育て方やせん定、植え方を学んでいる。ほかにも、市外サークルの活動を視察するなど野外研修にも精力的だ。こうして得た知識をもとに会員は自宅で思いおもいの植物を大切に育て、手入れをしながら年一度の展示会に臨む。「きれいに並んだ植物たちの裏にある会員の努力も見に来てほしいですね」
○…夫を18年前に亡くし、現在は息子夫婦と暮らす。孫の世話も自身の役目で、忙しくも幸せな毎日を送っている。また、家庭では300鉢の草花を育て、起床後の水やりを日課にする。「ペットに癒される方がいるように、私は植物に癒される。だから草花たちを元気にきれいに、大切に育ててあげたいのよ」―。植物に好かれるほど植物を愛している人。取材中、近くにあった花を見つめながら話す姿が印象的だった。
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