第37回大納涼まつりを主催する伊勢原市商工会青年部の部長を務める 西村 賢一さん 桜台在住 37歳
”伊勢原愛”人一倍
○…８月４・５日に伊勢原大神宮で開催される第37回大納涼まつり。今年も歌・踊り・楽器演奏のステージなどさまざまな企画が予定されている。イベントを主催する伊勢原市商工会青年部の部長として準備に奔走するが「多くの方にご来場いただいて、楽しい夏の思い出を作ってもらいたい」とうれしそう。
○…相模原市に生まれた。柔道や器械体操を習うなど、小さいころから運動が得意だった。「昔はバック転もできた」という運動神経のよさもあり、高校から始めた空手は２段の腕前に。卒業後は経営情報などを学ぼうと産業能率大学に進んだ。大学時代のある日の出来事。「慌てて乗り込んだタクシーの運転手さんが伊勢原の神社や山について熱心に話してくれたんです」。これがきっかけで伊勢原の歴史や文化に興味を持つようになった。「卒業するころには伊勢原が大好きになっていました」と振り返る。その後、保険会社に就職、「愛着のある伊勢原で働きたい」と２年後には父が高森で経営する保険会社へ移った。
○…商工会青年部では「伊勢原を知ろう」と題する企画を自身で立ち上げ毎年、市内の商店街や工場を小学生と一緒に見学してまわっている。わが町の魅力を再発見しようというこの取り組み。今年は市内の史跡と日向薬師をめぐる。「知っているようで知らないことが多い伊勢原。これからもどんどん歩いて魅力を再発見したいですね」
○…25歳から市内に暮らしている。趣味は青年部のメンバーと行っているバンド活動。定期的に市内のスタジオで練習し、大納涼まつりにも出演する。「一生懸命頑張りますからぜひ見に来てください」とにっこり。穏やかな話し方と表情が印象的だが、胸には人一倍強い郷土への思いがある。今年の大納涼まつりも盛り上がりそうだ。
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