平成25年成人式実行委員長 藤本 健悟さん 東大竹在住 20歳
出会いに感謝
○…「実行委員会でしかない出会いがあり、充実した活動です。来た人の心と記憶に残るような、自分たちの良さが出せる式にしたい」。新成人の有志が中心となり、成人式の企画・運営をする実行委員会の委員長。準備も順調に進み、ほっと一息。「楽しんでもらいたいと、みんなが精一杯に企画した成人式。ぜひ来てください」と笑顔で話す。
○…昨年夏にスタートした実行委員会。19人のメンバーの中から、委員長に立候補した。「楽しい成人式にするため、自分がやってやろうと思っていました」と笑う。恩師のビデオ撮影やメッセージカード集めなど、今回の式では毎年の大切なものは残しつつ、新しいことに挑戦。新成人に書いてもらう『みんなのはたちの誓い』を利用した抽選会も、話し合いから生まれた初の試み。記念品も例年とは違うそうだ。「ここでしかない出会い。個々が協力して準備を進めました」と、みんなで作る式を大切に、仕事配分にも気を遣う。
○…上智大学理工学部の２年生。生まれも育ちも伊勢原で、小学生から高校生まではソフトテニスに汗を流した。大学でもテニスはするが、料理サークルにも所属。東日本大震災では、サークルで陸前高田市へ炊き出しのボランティアに行った。「少しでも喜んでもらえて良かった。またボランティアに行きたい」と微笑んだ。将来は大学院に進むことも含めて検討中、「学業を活かして、人と関われる仕事につきたい」と話す。
○…「毎日いろいろやってみたい」と、積極的に外に出る。サークル、実行委員会はもちろん、家庭教師と飲食店のバイトにも精を出す。それでもやはり地元・伊勢原が心安らぐ場所のようだ。「少し田舎だけど、都会のようにセワセワしてない温かさと優しさがある」という。「20歳になったから大人ではない。成人式は一つの区切り。社会に関わり成人としての自覚を持つことで大人になりたい」と話した。
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