1月にチャリティ歌謡ショーを主催した、宗教法人 三寶寺の住職 目崎 薫さん 沼目在住 63歳
前向きな言葉は人のために
○…「アジアの中でも特に教育環境が整備されていないといわれるラオスに学校を作りたい」。そんな思いで始めたチャリティショー。回を重ねるごとに来場者も増えてきた。3回目となった今年は200人を超す人が会場に集まった。「最初は10〜20人ほどしか来なかった」。でも、やると決めたらやり抜く性分。めげずに毎年開催し、協力者も増えた。6月には秦野市でもショーを開く予定だ。「寄付金の目標額は750万円。それで学校が建てられます」と真剣な表情だ。
○…小学生の時に出会った小説「二十四の瞳」に感銘を受け、当時から教員を志した。故郷・新潟から上京し玉川大学で教員免許を取得。24歳で念願がかなった。四半世紀におよんだ教員生活を振り返った時、これまで関わった子どもたちは皆、誰にも言えないような不安や悩みを抱いていたんだ、とあらためて感じた。「人の心に寄り添い、言葉で人を元気づける。人のために身を捧げられるような住職になりたい」―。一念発起し、48歳で教員生活に区切りを付けた。
○…およそ7年間の修行を経て、2006年、沼目の自宅を改修して三寶寺を建立。現在は妻や子どもたちと暮らしている。「私の力はごくわずか。周囲の皆様のお力によって寺が存続し今日に至っております」。そう深々とおじぎをしながらこう続ける。「本当に人に恵まれた人生だと思います。私も人のために頑張りたい。ラオスの学校もそんな思いでやっております」
○…大きな身体と大らかな話し方が印象的。趣味はないそうだが、教員時代は陸上競技やバドミントンが得意なスポーツマンだった。「ふるさとの新潟ではスキーは生活の一部だったんですよ」とうれしそうに語る。たまには思い切り体を動かしたい、というのが本音だろうが「忙しく毎日を過ごさせてもらっています。感謝ですね」とにっこり。言葉は常に前向き。それも魅力だ。
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