「伊勢原市男女共同参画推進委員会」で委員長を務める 佐野 静江さん 三ノ宮在住 65歳
多くの考え受け入れる
○…「受け止め方は人それぞれ。この講演が男女共同参画について考えるきっかけになれば」。２月27日に文化会館小ホールで開催される『いせはら男女共同参画フォーラム』を主催する伊勢原市男女共同参画推進委員会の委員長を務める。毎年、講師の話を通して男女共同参画を考えるきっかけをつくる同フォーラム。今年は獣医師から転身したという経歴をもつ落語家の林家卯三郎氏を講師に招き、楽しい話が聞ける。「落語を楽しむ気持ちで参加し、まずは話を聞いてみてください」と呼びかける。
○…東京都町田市に５人兄妹の末っ子として生まれた。幼い頃から活発な性格で、スポーツも得意。22歳の時に結婚し、伊勢原に移り住んでからは、３人の息子の子育てに追われる日々を過ごした。「いつも賑やかな家庭でした」と楽しそうに振り返る。現在は夫と２人暮らし。地域での活動や夫婦旅行の他に、たまに顔を見せてくれる孫の成長も楽しみのひとつだという。
○…２００４年に公募で同委員会に参加。男女共同参画の考え方を広めるために、フォーラムの開催や情報誌の発行など啓発活動を行ってきた。活動を通して多くの人に出会い、様々な考えに触れることで、改めて人それぞれ価値観があることを知った。４年前、委員長に推薦され就任。「プレッシャーも感じたけれど、推された時がタイミング。何事もやってみないと分からない。結果、引き受けて良かったです」と笑う。
○…息子の学生時代にはＰＴＡ活動にも積極的に参加し、ロータリークラブの事務局も経験してきた。様々な人と関わる中で大切にしているのは、『自分の気持ちを素直に伝えること』と『相手の考えも受け入れること』。これも委員活動を通して得られた大切な考え。「知り合ったみんなの言葉が今の自分に活きていると思います」。決して押し付けない。伝え、受け入れ、多くの思いを感じとりながら今後も活動を続けていく。
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