伊勢原手作り絵本の会の代表を務める 目崎 智子さん 沼目在住 63歳
人生経験を絵本に込めて
○…「メンバー一人ひとりの愛情が詰まった世界でたった一つの絵本。その思いが多くの方に伝わればうれしい」。5月13日まで伊勢原市立図書館で開催されている子ども読書フェスタで手作り絵本展を行う。市主催の手作り絵本講座の受講生が「このまま終わるのはもったいない」と修了後に始めたのが今から32年前。以来図書館で絵本の読み聞かせや作品の発表を当初と変わらぬ思いで続けている。
〇…川崎市生まれ。子どもの頃から面倒見がよく、リーダー的な存在だった。特に高校では生徒会長を務め、次々と新しい行事を企画した。絵を描くことと子ども好きだったため幼稚園の教諭に。3年ほど勤務したのち23歳で結婚。これを機に伊勢原での生活がはじまり40年が過ぎた。
〇…手作り絵本の会発足メンバーの一人。今年度から会の代表に就いた。「高校の頃から将来子どもができたら手作りの絵本を読み聞かせ、ケーキを焼いてあげる母親になりたいと思っていた」と照れ笑い。子どもたちには「自分の言葉で伝えたい」と絵本を買わずに物語を聞かせてきた。はじめて作った絵本は桃太郎。実際に香川県の鬼ヶ島を訪れた経験をもとに絵に表し、ストーリーにも想いを加えた。「出会いや別れなど人生のさまざまな経験を一つの絵本に込めることで、心に温めていた思い出が昇華できる」と微笑む。
〇…三寶寺の住職である夫とともに寺を切り盛りする。仏教讃歌が趣味で、月に2回浅草まで練習に通う。「歌詞の荘厳さに惹きつけられた」と一節披露。今は6月の公演に向けて練習にも熱が入る。「いろいろなことに挑戦する気持ちを持っていたい。全ての経験が絵本作りに活きてくる。100歳になっても描き続けたい」
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