「さーくる十人十色」の代表兼講師をつとめる 奥村 光世(てるよ)さん 高森在住 79歳
人生を楽しく有意義に
○…「着物はシルク素材で実はとても贅沢なもの。使わないのはもったいない」と着物の魅力を語る。11月27日(火)まで作品展「きもの地で作る洋服・小物展」を厚木のアミューあつぎで開催している「さーくる十人十色」。世界で一つだけの服はそれぞれの個性が現れることから名付けた。期間中は会員12人と自身の作品など30以上のリフォーム作品が展示される。
○…東京都出身。25年前に伊勢原へ。54歳の時、留袖をリフォームした服で姪の結婚式に出席。洋裁学校を出ていたため心得はあったが親戚から評判が良かったことがうれしく、それを機に着物のリフォームを本格的に始めた。「母が着物好きだったことが影響しているのかも」と微笑む。60歳の時「77歳で人生の集大成に個展を開く」と決意。2年前に実現させると来場者から「習いたい」と声が掛かり「着物に興味をもってもらい、人の役に立つなら」とサークルを立ち上げた。「人生が変わった。夢は願うと叶うのね」と目を細める。
○…サークル活動は月に1回、着物地で作る服はチュニック、ジャケット、パンツなど多岐にわたる。教える立場になって改めて気づくことも多い。忙しい生徒たちが家事の合間を縫って、簡単で早く仕立てられる方法を探すなど、日々の研究も欠かさない。「私が楽しんでいることが皆さんのためになればうれしいですね」と照れ笑い。
○…年に数回の旅行が楽しみ。「温泉が好き。洋裁は肩が凝るので効くんです」と楽しそう。また最近ピアノを購入。新たな趣味に挑戦する。小学校の時、隣の家で弾かせてもらっていたのが忘れられなかったからだ。今後の目標は伊勢原での作品展の開催。「限られた人生。有意義に使ったほうが楽しいでしょ」と笑顔で話す。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>