作詞家として朗読劇『太田道灌 勇哀ものがたり』を制作した 青柳 光男さん 高森在住 77歳
作詞で育む郷土愛
○…伊勢原の歴史と、太田道灌の生涯をまとめた朗読劇、『太田道灌 勇哀ものがたり』をこのほど制作した。作詞家であり、音楽事務所「AM企画」の代表。朗読劇内でも歌われる『道灌節』は、全国発売され、カラオケDAMにも入っている。「非業の最期を遂げた道灌のことを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思い朗読劇にしました。劇を通して、道灌の歴史を広めて、郷土愛を感じてもらえたら」と話す。
○…1942年、伊勢原生まれ。高校を卒業後、警視庁に奉職。本部勤務が長く、機動捜査隊や刑事部などでは、凶悪事件の捜査にあたっていた。定年退職後は、防御中心の護身術、古武道を考案。その普及活動の一環で音頭をつくるため、はじめて作詞に挑戦した。その後は、縁あって作曲家・大島四郎氏が主宰する歌作りの会に入会。約10年間にわたり、作詞の勉強をしてきた。
○…「愛の伊勢原にすがりたくて、郷愁を感じて」、東京から伊勢原に戻って来たのは昨年9月。作詞で心がけているのは「人間愛」。歴史に忠実に、最期を大事にする日本の文化だという。もう一つ大切にしている活動は、命の大切さを伝え、いじめを撲滅すること。2015年に川崎市の多摩川河川敷で起きた、中1男子生徒殺害事件を想い作詞した『川は泣いています』はCD化され、「さまざまな人に歌ってほしい」と話す。
○…好きな言葉は、警視庁勤務時代に会得した「捨てる神あれば拾う神あり」。「どんなマイナスでもプラスにしようと、前向きにやってきました」。近所の飲食店「キャット」での昼カラオケが日課。自身が作詞した曲を歌うのが楽しみだ。「これからも郷土愛を育む活動を、作詞を通して続けていきたい」
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