伊勢原室内管弦楽団団員で、県のバーチャル解放区に投稿する動画を制作した 中尾 魁(かい)さん 大住台在住 21歳
人や社会に役立ちたい
○…市内を拠点に活動する伊勢原室内管弦楽団。小学生から社会人まで幅広い世代が参加し、高齢者施設への慰問や、定期演奏会を開催する。県の「バーチャル解放区」への動画投稿は今回で2回目。自身もバイオリンで参加している。「動画を見た人が一人でも多く元気になってくれたら嬉しい。音楽の楽しさも一緒に伝わり、楽器を始めたいと思う人が増えればさらに嬉しい」と話す。
○…生まれも育ちも伊勢原。音楽好きの母親の影響で3歳からピアノを始めた。比々多小学校5年の時、友人が習っていたバイオリンにも興味をもち、自身も習い始めた。「ほかの楽器もやりたくなって」。平塚中等教育学校に進み、中学生の頃から伊勢原室内管弦楽団に参加。中学時代は作曲家に付いて作曲を学んでいたほどで、自身が作曲したピアノ協奏曲を弾く様子が、動画サイトにも投稿されている。
○…「人の役立つことがしたい」と東京大学へ進学し、現在、工学部社会基盤学科の3年生。都市交通や防災など、高度な技術を人々の生活にどのように役立てるかを学んでいるという。「理数系のほか、地理や経済も好きだったこともあって、幅広い知識が必要になる学科を選んだ」と話す。卒業後は大学院に進み、さらに研究を深めるのが目標だ。「室内管弦楽団で行ってきた高齢者施設への慰問も、人の役に立ちたいという思いにつながっているかもしれない」と微笑む。
○…大学でもオーケストラサークルに参加。音楽が学業の息抜きになっているという。「音楽はライフワーク。小さい頃から関わり、体に染みついている。皆と一緒に音を奏でる一体感が楽しくて、心地いい。一生続けていくと思う」と笑顔で話した。
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