第49回伊勢原観光道灌まつりのポスターを制作した 大辻 紗羅さん 東海大学大学院芸術学研究科2年 24歳
和の表現 世界へ発信
○…和のタッチで躍動感あふれる仕上がりになった今年の道灌まつりポスター。銅像からイメージをふくらまし、勢いよくスケッチブックに描きこんだという。「太田道灌は多くの人に慕われている。たくさんの人に見てもらえて嬉しい」と喜ぶ。イラストはもちろん、ポスターとしての仕上がりにこだわった。「一番大切なのはお祭りのアピール。あくまでも目を引くきっかけになったら」
○…横浜市出身。子どもの頃からディズニー映画が大好きで、「テープが擦り切れるまで見ていた」と笑顔で話す。本格的に絵を描き始めたのは、高校2年の頃。ピクサー20周年記念図録に心打たれ、デザインを学ぶため東海大学教養学部芸術学科へ入学。留学生と仲良くなり、海外へ行く機会も増えていった。様々な国の人と交流するうちに、母国について深く知らない自分に気づいたという。「日本って何だろう」。そんな思いから日本をモチーフにした企画展「ジャポネスク」を今年4月から9月末までラスカ平塚で開催。筆を用いた日本的な作風に現代的なポップさを組み合わせた、独特の世界観を表現した。
○…バイクにギター、ダイビングと趣味は幅広い。愛車のオフロードバイクにまたがり、大山へ出かけることも。「自然が豊かで素敵なところ」と白い歯をのぞかせる。印象に残っているのが、軍艦島までの一人旅。「県によって風景も変われば方言も変わる。日本っていいなと再認識した」。一期一会をモットーに、旅先での出会いも大切にしている。
○…まつり開催までの3日間、ポスターは小田急電鉄の全車両に掲示される。「まつりの様子は動画でしか見たことがないので、行ってみたい」と、開催を心待ちにしている。今年の春にはオーストラリアで作品3点を展示するなど、徐々に海外へと進出している。「自分の表現を、外国の方に見てもらいたい」。アーティストとしての活躍を夢見て、筆を走らせる。
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