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横須賀版 公開:2012年6月8日 エリアトップへ

点在する公共ホール・会議室 「ハコモノだらけ」に一石 研究会発足であり方議論

公開:2012年6月8日

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公共施設の現状を説明する小林議員
公共施設の現状を説明する小林議員

 「ホールや会議室など、市内には用途が重複する公共施設が多数ある。リストラすべき」との持論を唱える横須賀市議の小林伸行議員の呼びかけで「横須賀ハコモノ研究会」が立ち上がった。将来を見据えた施設のあり方を考えるもので、今月3日に開かれた初会合には関心を示す約30人の市民が顔を揃えた。

 小林議員は市内に点在する公共施設や建造物を”ハコモノ”と定義。高度成長時代はインフラ整備と公共需要の創出などで一定の役割を果たしたと前置きした上で、「人口減少社会が進んでいる横須賀は現在、ハコモノの供給過剰状態に陥っている」と指摘した。

 中でも注目したのがホールや会議室などの「貸館(かしかん)」。独自で実施した調査では、年間の稼働率が90%を超している追浜コミュニティセンター北館に対して、北下浦みんなの家の4・3%など、ひと桁台の施設が多数あったという。立地場所、使い勝手、利用料の面などで人気・不人気が極端に分かれている。いずれも維持管理費が伴うため、「需要の少ない施設は、統廃合や転用といった対策を講じる必要がある」と小林議員。あわせて、少子化に伴う学校の余裕教室の利活用や閉校後の校舎のあり方などの問題も同一線上で捉えるべき、との見解を示した。

 小林議員は横須賀市の現状認識の甘さにも苦言を呈した。「施設更新に必要とされる経費やその後の維持管理費を明らかにする『施設白書』が存在しない。現状が把握できなければ、対策も練れない」

 参加した市民の多くは小林議員の考えに同意を示す一方、「現状認識の勉強だけでは駄目。行政を本気で動かす方策を考えなければ無駄は減らない」とする厳しい意見も飛び出した。

 同会では定期的に勉強会を開き、将来の公共施設の

あり方を探っていくという。
 

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