手作り灯ろう着々と 地元と共にイベント運営
上町の「はるかぜ書店」の奥に、変わった形の段ボールがいくつも積み重なっている。これらは今月12日(金)に迫った「うわまち浪漫灯ろうまつり」に使われる灯ろうの一部だ。段ボールで作った骨組みに、イラストが描かれた薄紙を貼って完成となる。
同店を運営しているのはNPO法人「アンガージュマン・よこすか」。ひきこもり・不登校の子どもや若者に、勉強の場や就労支援の機会を提供している。商店街のセールやイベントにも携わるなど、地域に根差した取り組みを実践している。
灯ろう製作を一手に引き受けて今年で8年目。一般的にNPO法人というと、物珍しさから一線を引く店舗も多いそうだが、上町の商店街は「設立当初から好意的だった」と石井利衣子事務局長は話す。当初は上町の一部でしか行われてなかった灯ろうまつりだが、現在は4つの商店街が合同で出店や物産展を開くなど、大人から子どもまで楽しめるイベントとなった。
灯ろうは12日・13日の午後6時30分から点灯され、上町の商店街一帯を優しく灯す。
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