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横須賀版 公開:2014年1月1日 エリアトップへ

今秋クランクイン 「横須賀の魅力」映画に託し タイトル「スカジャン兄弟」

文化

公開:2014年1月1日

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企画会議を重ねる矢城監督(右)と松浦さん
企画会議を重ねる矢城監督(右)と松浦さん

 「オール横須賀の映画を作ろう」―。そんな企画が今、動き出している。

 きっかけは昨年夏、久里浜在住の映画監督・矢城(やぎ)潤一さんの作品「ばななとグローブとジンベエザメ」の上映会を横須賀で開催するため、監督の母校・横須賀高校の同級生たちが集まったことに遡る。かねてから「横須賀の映画を作りたい」という思いを抱いていた矢城さんを後押ししたのが、旧友たちの行動力だった。映画上映会の実行委員会を発展解消する形で昨年10月、「まるごと横須賀の映画をつくる会」が発足。同校の同窓生を中心に、映画作りをスタートさせている。”まるごと”のネーミングも満場一致で決定。会長に就任した松浦直三さんは「人・自然・文化・歴史など横須賀は潜在能力が高い街」と話す。横須賀の持つ独特のイメージは、他都市にはない唯一無二のもの。「これを活かさない手はない」

なぜ今、映画なのか

 横須賀を表現する歌は、割とすぐに上がる一方、横須賀が舞台になっている映画は数えるほど。だからこそ、「これが横須賀、と言える映画を作りたいという思いが強くなった」。矢城監督はこう話す。さらに「映画は、他のメディアに比べて内外への発信力が強く、長い」というのが理由だ。製作準備から撮影まで、市内で完結させることに意味がある。さらにキャストも横須賀出身、横須賀に縁のある人を選ぶ方向だ。映画作りに市民や多くの人が関わっていくことで「私の街の映画」と愛着を持ってもらえる―そんな狙いもある。

 「映画を撮り続けることで、文化を発信する横須賀のイメージアップになる」。地方都市を舞台にした映画づくりも、全国で活況だ。主要都市での上映や国内外の映画祭出品も視野に入れると、『横須賀』を発信するツールとして、格好の”名刺”となるはずだ、と。

世代のパワーも後押し

 「50代となった僕たちが”火”をつけることに、意味があるのでは」―と言葉を重ねる矢城監督と松浦さん。がむしゃらに働いてきた20・30代を経て、厚みが出てくるこの世代だからこそできることもある。さまざまな業種で活躍する同窓生らの人脈も最大限に生かせれば、思わぬ広がりも期待できる。「新しいものを作るパワーはまだまだある。そんなところを見せたい」

来秋の公開目指す

 ストーリーも少しずつ明らかになってきた。タイトルは「スカジャン兄弟(ブラザーズ)」(仮題)。舞台はもちろん横須賀、三浦半島。ドブ板通りを中心に、若者が成長する姿を描いていく。脚本を手掛けるのも矢城監督。横須賀で育った自分の青春時代も重ねながら構想を練ってきた。早ければ今年の秋、「スカジャンが似合う季節」にクランクイン(撮影開始)、来年秋の公開を目指している。

 会の立ち上げから3カ月、製作に協賛する団体・個人を募っている。個人サポーターも大歓迎だ。「みんなが幸せになる映画を」―これを合言葉に、歩み始めたところだ。

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