神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2014年1月10日 エリアトップへ

大人の音色 横須賀から世界へ

公開:2014年1月10日

  • LINE
  • hatena

 「今までは、若いから注目されていた。ハタチを過ぎたら、本当の実力で評価されるようになる」―そう語るのは、衣笠栄町に住む渡邊達徳さん。

 小学1年生の時、母親に連れられた音楽教室で、バイオリンに出会った。「おもしろそう」。”バイオリニスト”が、自分の進む道だと決めたのは6年生と早かった。それからは、「学校のテスト勉強よりも練習の日々」と、バイオリンと共に育った10代。

 追浜高校に進学後は、地域での演奏会に参加するなど、活動の幅を広げた。全日本学生音楽コンクールなど国内外の大会で上位に進出し、現在は東京音楽大学の2年生。「何をおいても音楽が最優先の環境」だからこそ、視野を狭めることなく、様々なことにトライしたいと思っている。「10代、学生のうちに自分の下地を固めておきたい」―意志の強さが垣間見える。

 大学に入ってからは、市外の管弦楽団へのエキストラ出演や、アンサンブルコンサートなど”課外活動”も意欲的だ。追浜高校時代の仲間(オーボエ)とのデュオも結成。さらに作曲や編曲も手掛け、演奏活動も積極的にこなす。「個性のあるマルチなプロに」というのが夢であり、目標とする姿だ。

家族の支えに感謝

 ピアノを教える母親の影響で、兄と弟・妹ともに音楽を嗜む。時に家族でアンサンブルも。辛口な批評家であるとともに、自分の一番の応援団だ。「自分のやりたいこと(バイオリン)の道に進むことができているのは、両親や兄弟のおかげ」。感謝の気持ちを忘れないことが、今の自分につながっている。

 昨年は、オーケストラをバックにチャイコフスキーの協奏曲を独奏する機会にも恵まれた。20代は、これまでの経験を確かな実力に換えていく時期。「音楽のすそ野を広げ、クラシックの面白さを伝えたい」―バイオリンへの情熱と、持ち前の機動力で歩み続ける。
 

横須賀版のローカルニュース最新6

市長アバターが英語で発信

横須賀市

市長アバターが英語で発信

生成AIで動画作成

5月3日

誰でも気軽にものづくり

汐入サポセン

誰でも気軽にものづくり

5月3日

お金の大切さ 子どもに

横浜幸銀信組

お金の大切さ 子どもに

オリジナル冊子を制作

5月3日

恐竜一色に

ウィング久里浜

恐竜一色に

5月3日

佐原と武の英雄譚

歴史講話

佐原と武の英雄譚

地元町内会が共催

5月3日

中世の遺構を公開

まんだら堂やぐら群

中世の遺構を公開

5月3日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook