大津中の特別支援学級「やまもも学級」が、マンガやアニメの中で登場するメニュー「マンガ肉」の再現に取組んでいる。12月初旬から市内6店舗の飲食店で提供されることになった。よこすかキャリア教育推進事業の一環。
きっかけは、「人気マンガ『ワンピース』の主人公・ルフィが食べているような、大きくて骨の付いた肉を作りたい――」という、生徒の何気ない一言だった。少しでも本物そっくりに仕上げるため、学校の敷地内で採れる粘土と、市内でも校内にあるのは珍しい陶芸窯を使い、陶器製の「骨」を作成。肉の部分は塊肉ではなくハンバーグで、地元飲食店のシェフらの協力のもと、「見ても楽しい、食べてもおいしい」プロのレシピを伝授してもらった。骨は陶器製なので何度も繰り返し使えるというユニークさも。昨年、横須賀の名産が一堂に会す「よこすか産業まつり」で販売し、2日間とも数時間で完売し好評を博した。この盛況を受け、同事業事務局は「生徒らのアイデアを街の活性イベントに活かせないか」と思案。生徒らが作った骨を使ったアレンジメニューの提供を市内の飲食店に呼び掛け、このたび6店舗が手を挙げた。
子どもたちの自信に
「やきとり竜馬におまかせ」では、ドクロの形をした肉料理のアクセントに骨を使う『ワンピースの海賊』や、看板商品でもある焼鳥を取り入れたメニューなど、試作を重ねている。担任の小松寛教諭は「自分たちのアイデアが市内に広がっていくことは子どもたちの自信につながる」と話した。
12月初旬から販売開始
大津の土から作った“骨”を題材にしたメニューを提供するのは、【1】やなせ本店(若松町1の2)【2】チーズモックinすえひろ(安浦町2)【3】やんちゃ家横須賀中央店(若松町1の12)【4】やんちゃ家久里浜店(久里浜1の4の3)【5】いざかや稲子わるん(大滝町2の4)【6】やきとり竜馬におまかせ(日の出町2の3) 12月初旬から販売予定。提供期間や価格、個数などは各店によって異なり、順次決定していくという。
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