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横須賀版 公開:2015年1月1日 エリアトップへ

野比の原っぱに2匹のヒツジ 飼育10年の「ハイジおばさん」

社会

公開:2015年1月1日

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2匹はともにメス。かつて乳からチーズを作ったこともあるという
2匹はともにメス。かつて乳からチーズを作ったこともあるという

 野比海岸を臨む原っぱに、ヒツジが2匹――。穐本(あきもと)せつ子さん(66)は、動物好きが高じて10年以上前から自宅でヒツジを飼っている。つぶらな瞳に、モコモコの毛。その愛らしい姿を目当てに、近所の保育園児や小学生が集まってくる。「初めて来た人は『なんでこんなところに』ってびっくりするみたい」

 穐本さんはこの2匹を刈った毛で毛糸製品を作っている。毛刈りから糸紡ぎ、染色、編み・機織り、販売まで、夫の協力を得ながらほとんど一人で行っている。毛を刈るのは年に1回で、量は約3キロ(セーター3枚分)。市販品より目は粗くなるが、そのでこぼこした風合いが味でもあり、なにより「あったかさが抜群」だという。作った小物や服飾品はフリーマーケットなどで販売している。

 ヒツジを連れて近所に散歩に行く姿から、「ハイジおばさん」という愛称がついた穐本さん。現在はそれぞれ100キロ近くになり、「とても私の力じゃ散歩に連れて行けない」と苦笑する。2匹とも11〜12歳で、人間の歳でいうと60〜70歳のおばあちゃんだ。2匹とも、性格は温和で人懐こいという。今年も1年、ヒツジのように「穏やかに暮らせますように」
 

イベントで糸紡ぎ実演 穐本さんは、自宅で糸紡ぎ教室を開くほか、地域のイベントなどで糸紡ぎの実演も行っている。手先を器用に使い、毛を少しずつ撚って「糸」にしていく。「最近は自分が着ている服が何からできているか知らない子どもが多いからね」。この日着ていたセーターも、ヒツジの毛から作ったものだ。
イベントで糸紡ぎ実演 穐本さんは、自宅で糸紡ぎ教室を開くほか、地域のイベントなどで糸紡ぎの実演も行っている。手先を器用に使い、毛を少しずつ撚って「糸」にしていく。「最近は自分が着ている服が何からできているか知らない子どもが多いからね」。この日着ていたセーターも、ヒツジの毛から作ったものだ。

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