タウンニュース社では、県議会議員選挙の立候補予定者を対象に、独自のアンケート調査を行った。調査は2月20日時点で4月の県議選に出馬を予定している現職・新人・元職。記名式で行い、148人から回答を得た。横須賀市の立候補予定者7人も、5つの設問に答えている。
質問内容は【1】黒岩県政を評価するか【2】横浜市などの政令市が進める神奈川県からの独立を目指す「新たな大都市制度」の創設について【3】県議会議員の定数について【4】県議に当選した際、最初に取り組む施策【5】県内で最も好きなスポットの5問。選択設問と自由回答でアンケートを行った。
横須賀市の県議選立候補予定者(7人)の回答では、【1】の県政への評価について「大いに評価する」としたのは竹内氏・大村氏。牧島氏・亀井氏・安川氏は「ある程度評価する」と、現職5人は黒岩県政の舵取りに一定の評価を示し、政策別では「医療・健康」「環境・エネルギー」が上位に挙がった。新人の瀧川氏は「あまり評価しない」、井坂氏は「全く評価しない」としている。
【2】の「新たな大都市制度」については、「神奈川県には3つの政令市があり、県との関係は今後の課題となる」を理由に賛成としたのは瀧川氏のみ。安川氏は「道州制など県と市町村の新しい関係を検討することが望ましい」、井坂氏は「地方自治充実の観点から、大都市制度はそぐわない」として反対の立場。牧島氏・竹内氏は「各自治体が個性を持ち、行政サービスを最大限・効果的に受けられることが重要」、大村氏は「県や他の市町村に影響を及ぼす可能性もあり、丁寧に合意形成を努める必要がある」、亀井氏は「議論を深めるべき」と回答した。
「議員定数」は意見二分
また、【3】の県議会議員の定数(105人)については「増やすべき」と回答した人はおらず、「減らすべき」としたのは、大村氏・亀井氏・安川氏。その理由は、「県民10万人に1人程度が望ましい(安川氏)」など。一方で、牧島氏・竹内氏・井坂氏・瀧川氏が「現状程度」と回答。「多様な意見を反映させる役割を発揮できる定数で人口増減を考慮(井坂氏)」「民主主義を維持するうえでも削減には反対。議員報酬を下げることで財政負担は減らせる(瀧川氏)」といった理由を挙げている。
県内全立候補予定者の回答は、タウンニュースホームページ内「政治の村(http://seijinomura.townnews.co.jp/)」で掲載している。
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