野比海岸の目の前にある老人ホーム「サニーステージ野比弐番館」で9日、「ブンネ・メソッド」と呼ばれるスウェーデン式の音楽ケアプログラムを入居者約30人が体験した。
高齢者や障がい者の身体機能維持(回復)や幼児期の情操教育のツールとして開発されたもので、高齢者施設や教育現場での導入が少しずつ広がっている。
特徴的なのは独自に開発された楽器。知識や技術なくても誰でも簡単に演奏が可能で、楽しさを瞬時に味わえる。
今回の体験会にブンネ楽器のインストラクターが持ち込んだのは、弦が4本のスウィングバーギター=写真。1人がピックで弦を弾き、もうひとりがレバーを動かすことで音色を奏でる。これ以外にも単音のチャイムバーなどがあり、全員で「富士山」などの童謡唱歌の演奏に挑戦した。
「手を動かし、音で脳を刺激していくことで認知症予防などにつながるとの説明を受けている。入居者の反応を見ながら、レクリエーションの一つとして取り入れることを考えたい」と同ホームの下田智子副支配人は話していた。
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