島内にある砲台跡が今年3月に国に史跡指定されて以来、猿島の遺構や自然を巡るガイドツアーの参加者が増えている。昨年度はのべ8560人だったが、今年度は6月中旬の時点で3000人を突破。12月までの休日はすでに予約で埋まっており、同協会会長の請地盛雄さんは「おそらく1万人は超えるだろう」と予想している。
猿島の砲台跡は、明治・大正時代に建設され、首都防衛の機能を果たした歴史的評価の高い史跡。今年3月、西浦賀にある千代ヶ崎砲台跡とともに「東京湾要塞跡」として国に指定された。
ガイドを増強
この影響を受け、ガイドツアーを希望する観光客が急増。横須賀市と猿島公園専門ガイド協会では好機と捉え、今月から第4期生となるボランティアガイドを募集している。定員は10人で、週1〜2回の活動や養成講座の受講などが条件。現在は30代から70代の約20人が登録している。
ツアーでは、当時の歴史背景を紹介しながら参加者と島内を散策する。普段入れない弾薬庫跡や兵舎などを見学できる点が人気だ。「最後に『楽しかった、また来たい』という感想が聞けるのがガイドの醍醐味。歴史や自然に興味がある人はぜひ」と請地さん。
ガイド養成に関する問合せは、市公園管理課【電話】046・822・9799
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