2020年東京五輪を始めとする世界を目指すアスリートと、市内企業を結ぶ就職マッチング事業「アスナビ」の説明会が先月28日、横須賀商工会議所で行われた。日本オリンピック委員会(JOC)と横須賀市の共催。競技活動に専念できるよう、経済面などの生活環境を安定させることが目的。県内では、今年4月に実施した川崎市に次いで2カ所目で、2011年から国内50社72人の採用実績がある。
JOCの福井烈常務理事は、「経済的な事情で練習に打ち込めず、現役を引退する社会人選手も多い。悔いの残らぬよう、官民一体となって支援していきたい」と話す。採用後は競技活動を優先させるため、週1〜4回の勤務体系になることや、遠征費の一部負担などを説明。企業側のメリットとして、選手の活躍による宣伝効果や社内の連帯感醸成などを例に挙げた。
出席したビーチバレーやボブスレーなど5選手は、集まった地元企業20社を前に、一人ずつ競技に懸ける思いや得意分野などを存分にアピールした。
市内在住のセーリング選手も
山辺美希選手=写真=は、関東学院大4年の21歳。福岡県出身で、昨年の全日本学生ボードセーリング選手権では4位に入賞した。鎌倉市の材木座海岸が主な練習場だが、ロンドン五輪のセーリング女子選手も訪れる津久井浜でもトレーニングに励む。「練習環境の整う横須賀で働けたら。日本を代表するセーラーになって、世界で輝きたい」と決意を新たにした。
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